今回タイトルとなっている文字実体参照についてですが、例えば<や>という文字は、<p>のように要素の記述に使う文字のためhtml内で<という文字そのものを書くことはできません。
このようにhtml内で直接書くことができない文字を記述するために用いるのが文字実体参照です。
文字実体参照という呼び方ですが、調べてみると文字参照とか実態参照とかいろいろ書いてあるところがありました。ウィキペディアによると、HTMLの文字参照には、数値文字参照 、文字実体参照があると書かれていて、表記に数値を用いるのが数値文字参照 、表記に文字を用いるのが文字実体参照ということらしいです。今回は、数値文字参照、文字実体参照の両方を書くので、タイトルには文字参照と書くのが本当は正しいです。
文字参照で表記する文字はたくさんあるようですが、一般的に用いられるものだけ書きます。
まず<を表記する文字実体参照は<です。
数値文字参照で表記する場合で、10進数指定の場合は<
16進数指定の場合は<と書きます。
>を表記する文字実体参照は>です。
数値文字参照で表記する場合で、10進数指定の場合は>
16進数指定の場合は&#x3e;と書きます。
&を表記する文字実体参照は&です。
数値文字参照で表記する場合で、10進数指定の場合は&
16進数指定の場合は&と書きます。
"を表記する文字実体参照は"です。
数値文字参照で表記する場合で、10進数指定の場合は"
16進数指定の場合は"と書きます。
ちなみに<という文字をブラウザ上で表示させたい場合は、&を文字参照で表記した後に、lt;という文字列を書くと文字参照になっていないので表示されます。
まとめ
・htmlに直接記述できない文字を表示する場合、文字参照を使って表記する。
・文字参照には、表記に数値を用いる"数値文字参照"、表記に文字を用いる"文字実体参照"がある。
・文字参照に用いる文字は次の表の通り
表示する文字 | 文字実体参照 | 数値文字参照 | |
---|---|---|---|
10進数表記 | 16進数表記 | ||
< | < | < | < |
> | > | > | > |
& | & | & | & |
" | " | " | " |
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